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ハイブリッドのバッテリーを長持ちさせたい!ガソリン車と寿命を比較
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2024年03月13日
ハイブリッド車の購入を検討している方のなかには「ハイブリッド車のバッテリーの寿命はどのくらい?」「ハイブリッド車とガソリン車のバッテリーはどっちが長持ちするの?」
と気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、ハイブリッド車のバッテリー寿命についてご紹介します。
ハイブリッド車とガソリン車のバッテリー寿命の違いやバッテリーを長持ちさせる方法など知りたい方は、本記事を参考にしてください。
ハイブリッド車のバッテリーのしくみ
ハイブリッド車とは、燃料と電気モーターの力をかけ合わせて走行する車をいいます。
電気モーターはガソリン車にはないハイブリッド車のみに搭載されたシステムです。
また、ハイブリッド車のメリットは、主に以下のとおりです。
・燃費が良い
・排気量を削減できる
・環境に優しい
ガソリン車にはない上記の特徴を持ち、近年人気を集めています。
ハイブリッド車のバッテリーの寿命
ハイブリッド車はバッテリーの寿命が近づくと、車内のメーターパネル上に警告表示が出ます。
ハイブリッド車の寿命はバッテリーの寿命とイコールで考えられることもあり、バッテリーの管理には注意が必要です。
ハイブリッド車のバッテリーは、主に2種類あります。
・駆動用バッテリー
・補機バッテリー
2つのバッテリーは、果たす役目や寿命の長さが異なるのが特徴です。
それぞれのバッテリーの寿命について詳しく解説します。
駆動用バッテリーの寿命
駆動用バッテリーとは、走行時に必要なバッテリーです。
走行距離では10万kmほど、約5年から8年が寿命といわれています。
ただし、上記は適切なメンテナンスなどを施していた場合に該当します。
高温の場所に放置するなどバッテリーを駆使する使い方を続けたりメンテナンスを怠ったりすると駆動用バッテリーの寿命は短くなるでしょう。
負荷をかけないように気をつけ、交換時期にはバッテリーを取り換えると安全な運転につながります。
補機バッテリーの寿命
補機バッテリーは、エンジンを始動させる際に欠かせないバッテリー。
「ハイブリッドシステムの電源」の役割を果たしています。
補機バッテリーの寿命は約3年から5年です。
ガソリン車では約2年から3年といわれているため、ハイブリッド車の方が補機バッテリーの寿命が長いことが分かります。
じつは、ハイブリッド車で使用する補機バッテリーは、エンジン始動時の電力が小さいのが特徴です。
バッテリーへの負荷が少ないことが、寿命が長い理由につながっています。
補機バッテリーが故障すると、バッテリーが上がるなどトラブルが起こります。
電力不足になると車のエンジンがかからないケースも考えられるため、交換時期を把握しておき、時期が近づいたらすぐにメンテナンスをしましょう。
ハイブリッド車はガソリン車よりも寿命が長い
ハイブリッド車とガソリン車のバッテリー寿命の違いは、以下の表のとおりです。
バッテリーの寿命 | ||
ハイブリット車 | 約5年から8年(駆動用) | 約3年から5年(補機) |
ガソリン車 | 約2年から3年 |
ハイブリッド車とガソリン車を比較すると、バッテリーの寿命はハイブリッド車の方が長いことがわかります。
ハイブリッド車の強みである燃費の良さなどがバッテリーの寿命に影響していると考えられるでしょう。
ただし、車体の状態や負荷のかかり具合でバッテリーの消耗は変動するため注意が必要です。
ハイブリッド車のバッテリー寿命を長持ちさせる方法
ハイブリッド車のバッテリー寿命を長持ちさせる方法は、主に以下のとおりです。
・充電状況を把握しておく
・車の保管場所に気をつける
大切な車を長く安全に使用するためにも大切なポイントといえます。
それぞれについて詳しく説明します。
充電状態を把握しておく
バッテリーを長持ちさせるために、自身の車の充電状況を把握しておきましょう。
ハイブリッド車は過度な充電をして放置すると劣化につながります。
放電状態で放置すると「サルフェーション」が発生し、充放電反応が鈍くなり、元の性能を発揮できなくなります。
また、充電不足で放置した際もサルフェーションが起きるため注意しましょう。
補機用バッテリーの寿命を長持ちさせたい場合は、過度な充電をさける、充電不足で放置しない、1~2週間に1回以上車を走らせるなどし、適度な運転と充電を心がけましょう。
車の保管場所に気をつける
ハイブリッド車のバッテリーは、高温状態の場所に長時間放置するとバッテリーの消耗につながります。
とくに暑い夏の日は、高温状態に陥りやすくバッテリーの消耗に影響を与えるため注意が必要です。
密室空間で高温になりやすい車庫に入れたり直射日光が当たる場所に放置したりするのは避けましょう。
まとめ
ハイブリッド車とは、燃料と電気モーターの力をかけ合わせて走行する車をいいます。
ハイブリッド車のバッテリーの寿命は、駆動用バッテリーで約5年から8年、補機バッテリーで約3年から5年です。
バッテリー寿命が約2から3年といわれているガソリン車に比べると長く、ハイブリッド車の燃費の良さなどが影響していることが考えられます。
バッテリーの寿命を長持ちさせるためには、車の保管場所に気をつけるなどいくつかの注意点があります。
ハイブリッド車のバッテリーの寿命やバッテリーを長持ちさせる方法などを知りたい方は、本記事を参考にしてください。