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バッテリーの捨て方5選!正しい廃棄方法と注意点を解説
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2023年04月24日
「車のバッテリーを自分自身で交換したものの、不要になったバッテリーはどう処分したらよいの?」
そう悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回はバッテリーの正しい捨て方と廃棄する際の注意点を解説します。
廃棄方法で分からない方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
車のバッテリーと他のバッテリーにおける違い
一般的にバッテリーと呼ばれる電池は大きく「鉛蓄電池」と「リチウムイオン蓄電池」に分けられます。
鉛蓄電池は車のバッテリー、リチウムイオン蓄電池はノートパソコンやスマートフォンなどで使用されているのです。
鉛蓄電池の大きな特徴は高い電圧を瞬時に取り出せる点。
短時間で大電流を流したり、小電流を長い時間流したりしても安定性に優れています。
このような特徴から車のバッテリーを中心に使われているのが一般的です。
一方、リチウムイオン蓄電池はエネルギー密度が高いため、急速な充電が可能です。
電力を使い切らなくても充電できるのが大きな特徴。
以上の性質からスマートフォンを中心に普及しています。
また、鉛蓄電池はやけどの原因にもなるため、リチウムイオン蓄電池のように自治体で回収してくれるわけではありません。
後述する方法で正しく廃棄していきましょう。
バッテリーを捨てる最適なタイミング
メーカーが安全に使用できるバッテリーの期間は2~3年と打ち出しています。
走行距離や利用頻度によるものの、一般的にはガソリン車のバッテリー寿命は3年程度が目安です。(ハイブリッド車の交換時期は約5年)
また、バッテリーの残量が少なくなると、あらゆるトラブルが発生しやすくなります。
例えばライトの明るさが落ちたり、エンジンが掛かりにくくなったり。
そのようなサインが出てくれば、交換する最適な時期と言えるでしょう。
バッテリーの捨て方5選
ここからはバッテリーの正しい捨て方を解説します。
前述の通り、車のバッテリーは自治体が回収してくれるわけではないため、ルールを守っていきましょう。
車販売店への下取り
最も信頼できるのは車販売店への下取りです。
実際にイエローハットやオートバックスでは、無料で回収してくれる旨の案内がホームページに記載されています(全店舗ではないため要確認)。
回収したバッテリーはリサイクルできるため、販売店にとってもメリットがあるからです。
そのため、上記2店舗でなくても回収してくれる販売店は増えているのも事実。
まずは身近な車販売店へ確認してみましょう。
ガソリンスタンドへの持ち込み
ガソリンスタンドでも気軽に回収してくれるケースもあります。
車販売店同様、リサイクル利用できる面でガソリンスタンド側にもメリットは大きいからです。
リサイクルボックスを設置しセルフで回収している場合や、店員に言ってはじめて回収してくれるケースがあります。
回収費用は無料~数百円程度。
事前に電話で確認しておくと、スムーズに引き取ってくれるでしょう。
専門業者への回収依頼
回収業者へ依頼する大きなメリットは出張回収依頼できる点です。
持ち込む手間がなく、自宅まで引き取りに来てくれます。
とくに車のバッテリーは有害物質が含まれており、火傷の危険性があるのも事実です。
トラブルの心配なく回収してもらえるのは、ユーザーにとって嬉しい点でしょう。
回収価格は無料~1,000円前後。
出張エリアやバッテリーの状態によって価格が前後します。
購入店舗での引き取り
ホームセンターやリフォームショップでバッテリーを購入した場合、寿命がきたバッテリーを引き取ってくれる可能性もあります。
例えばカインズやビバホームでは車のバッテリーを回収する旨の告知がされているのも事実(回収費用は店舗によって差があり)。
バッテリーに含まれる鉛はリサイクル可能であり、ホームセンターに取っても回収メリットがあるからです。
「購入した点数のみ引き取り可能」「液漏れしている場合は回収不可」などの細かいルールもあるため、事前に確認しておきましょう。
バッテリーを捨てる際の注意点
車のバッテリーは危険物扱いとなるため注意が必要です。
例えばバッテリーに火を近づけると、火災の被害を受ける可能性もあります。
物質の化学反応により微量の水素ガスが発生しており、引火すると水素爆発が起こるからです。
また、バッテリーの解体を自分自身で行うのも避けましょう。
バッテリーに含まれる硫酸によって火傷や失明の危険性があります。
爆発の可能性もあるため、解体は厳禁です。
まとめ
バッテリーには主に鉛蓄電池とリチウムイオン蓄電池があり、車のバッテリーで使われる鉛蓄電池は自治体が回収してくれません。
そのため、車販売店やガソリンスタンドへ持ち込み、回収してもらうのがベストです。
店舗によっては無料で回収してくれるケースもあります。
持ち込む際は注意点も頭に入れ、トラブルなくバッテリーを捨てていきましょう。