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車のアイドリング中に1時間エアコンを使ってもバッテリーは大丈夫?

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2023年05月24日

車のアイドリング中に長時間エアコンを使用しても、バッテリーの持ちが心配な方もいるかもしれません。

本記事では、アイドリング中に1時間エアコンを使用してもバッテリーが大丈夫なのか、アイドリング中でもバッテリーが上がる原因、長時間のアイドリングのデメリットなどについて解説します。

車のアイドリング中に1時間エアコンを使ってもバッテリーは大丈夫?

車のアイドリングとは

アイドリングとはエンジンがかかっていても、アクセルを踏まず、走行していない状態のことです。
その場で停止していますが、エンジンは一定の回転数で廻り続けています。
そのため、アイドリング状態でもガソリンを消費します。

近年、停車時に自動的にアイドリングが止まり、ブレーキペダルから足を外すとエンジンが再始動する車が増えました。
多くのアイドリングストップ車は時速10キロ以下の状態でブレーキペダルを踏んでいるとエンジンが停車します。

アイドリング状態で1時間エアコンをかけても大丈夫?

夏場の暑い時期、車のエアコンを使用するため停車中でもエンジンをかけたアイドリング状態にすることがあるのではないでしょうか。
しかし、長時間、アイドリング状態でエアコンをつけていても本当に大丈夫なのでしょうか。

結論を言えば、アイドリング状態で1時間程度エアコンを使用しても、バッテリーが上がってしまうようなことはありません。
エンジンが動いている限り、バッテリー上がりのリスクは低いからです。

車の電力はバッテリーから供給されますが、エンジンが回転していると「オルタネーター」という部分が稼働し、バッテリーに電気を供給します。
したがって、バッテリーが電力不足になるバッテリー上がりの状態になることはほぼありません。

走行中の自動車でエアコンを使い続けてもバッテリーが上がらないのはオルタネーターが働いているからなのです。

アイドリング状態のガソリン消費量

エンジンが動いている限り、バッテリーが上がることはほぼありません。
しかし、エンジンを動かしている以上、燃料であるガソリンは消費し続けます。
少し古いデータですが、環境省は普通乗用車のアイドリング10分間当たりの燃料消費量を0.14リットルと見積っています。

これに従えば、アイドリングを1時間行えば、0.84リットルのガソリンを消費することになります。
同じ基準を適用すると、2トン小型トラックで0.48?0.72リットル、中型4トントラックで0.78?1.02リットル、大型の10トンでは1.32?1.8リットルのガソリンを消費します。

仮にガソリン1リットルの価格が160円であれば、乗用車のアイドリング1時間で134.4円のガソリン代がかかることになります。
1回あたりの金額は小さくても、毎日行うとかなりの経済的負担となるでしょう。

アイドリング状態でバッテリーが上がってしまう原因

通常、1時間程度のエアコン使用でバッテリーが上がるとは考えにくいといえます。
しかし、それでもバッテリーが上がってしまう可能性はあります。その原因は、電気を使いすぎるからです。
オルタネーターによる電力供給は、停車時よりも走行時の方が多くなります。停車している状態では通常よりも電力供給が少ないのです。

加えて、ライトのつけっぱなし、カーステレオやテレビ、カーナビなど使用電力が大きな機器の利用により消費電力量が増えると、電力供給が追い付かず、電力不足の状態になってしまうかもしれません。

夏の暑い日、エアコンの設定温度を低く設定すると通常よりも多くの電力を消費します。
電気を使用する他の機器と同時に使うと、バッテリー上がりになる可能性は否定できません。
それを防ぐには、バッテリーの電気がなくなる前に走行することです。

走行時の方が電力を多く発電するため、発電量が消費電力を上回るようになるからです。

長時間アイドリングのデメリット

基本的に1時間エアコンを使用しても、バッテリーが持つことがわかりました。
しかし、走行していなくても燃料であるガソリンを消費します。そのほかにも、燃費の悪化や二酸化炭素のような温室効果ガスの排出といったデメリットが発生します。

それだけではありません。
実は、死亡事故につながる恐れがあります。
車中泊などで一晩中アイドリングをしているとき、排気口が雪などで詰まってしまうと、排ガスが車内に逆流し一酸化炭素中毒で死亡することがあるのです。

まとめ

今回は車でアイドリング中に1時間エアコンを使用しても、バッテリーが上がらないかといった疑問に答えました。
1時間程度であればアイドリング中にエアコンを使用しても、大きな問題はありません。

しかし、燃料を消費することや温室効果ガスを出すこと、騒音が出ることなどのデメリットがあることに加え、排気口がふさがると、一酸化炭素中毒になる可能性があるとわかりました。

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