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エンジン警告灯とは？点灯の意味と対処法
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2023年08月08日
運転席に座って、自動車を始動させるとき、いくつかの警告灯が点灯するのが見られます。
それらの警告灯は、エンジンが始動し運転が可能になるとすぐ消えてしまい、あまり目に留まりませんが、その中のひとつにエンジンを模したオレンジ色のランプがあります、それがエンジン警告灯です。
さて、エンジン警告灯とはどんな役目を持ったランプなのでしょうか。
エンジン警告灯って何？
自動車には、運転者に自動車の状態を知らせるいくつかの警告灯が付いています。
普段は消えていて、あまり気にすることもありませんが、ほとんどの自動車ではスピードメータ―のパネルの中や、運転席から見やすい位置に警告灯が有ります。
エンジンを始動する時、それらの警告灯は一度点灯し、エンジンがかかると消えるので、目にしたことがあるのにどんなランプが点いていたのか、あまり覚えている人はいないかもしれません。
それらのランプは、警告を表す、赤色、黄色（またはオレンジ色）と、警告ではなく、緑色に光るものの三種類があり、自動車の健康状態を色によって示します。
赤色
赤色の警告灯は、運転の継続に支障となる重大な問題があり、すぐに自動車を停めるべき理由を示します。
例として以下のような場合に点灯します。
・パーキングブレーキが解除されていない
・ドアがきちんと閉まっていない(半ドア警告)
・シートベルトを装着していない
・バッテリー、油圧、水温、排気温度などの異常を示す
黄色（オレンジ色）
黄色は、赤色ほど緊急ではないが、故障や事故が発生する可能性を検知したときに点灯します。
・エンジン警告灯
・燃料の残量が少なくなったら点灯する警告灯
・ABS（アンチロックブレーキシステム）に何らかの不具合がある場合に点灯する警告灯
・タイヤ空気圧警告灯
緑色
緑色のランプは、異常事態ではなく、運転者に知らせるべき情報があるとき点灯します。
・ウインカー（ハザードランプ）点滅
・ヘッドライトや車幅灯の点灯を知らせる
エンジン警告灯はどんな時に点灯するのか
エンジン警告灯は、前記した警告灯の一部で、エンジンの状態が正常ではないときに点灯し、エンジンの形を模した図形が黄色（車種によってオレンジ色）に光ります。
エンジンにはいくつかのセンサーが取付けられ、運転中はエンジンやトランスミッションの状態を常にモニターしています。
多くの場合、センサーの故障を検知したら、エンジン警告灯を光らせるシステムになっています。
O2（オーツー）センサー
排気ガスに含まれる酸素濃度を検知するセンサーです。
エンジンの燃焼が適切な状態を保つため、排気ガスに含まれる酸素濃度を計測していますが、燃焼状態の異常というよりも、O2センサーが故障した場合に警告します。
エアフロ―センサー
エンジン内に送られる空気の量を計測するセンサーです。
エンジンは、気化した燃料と空気をピストン内で燃焼してパワーに変えていますが、適切な燃料と空気の比はエンジンの回転数や走行状態によって変わるため、エンジンに送られる燃料と、空気の量を調節します。
イグニッションセンサー
燃料と空気の混合気はスパークプラグによって点火し燃焼しますが、イグニッションセンサーはその点火するタイミングを監視しています。
アクセルポジションセンサー
ドライバーがどのくらいの角度までアクセルペダルを踏みこんでいるか計測し、踏み込まれた量と、実際の速度や加速が追従しているかどうか監視しています。
これらのセンサーによって計測された量がエンジンの回転に対して適切な量であれば、効率が良い（燃費が良い）速やかな加速が得られます。
逆に適切ではない場合には、燃費が悪く加速が鈍い状態となり、最悪の場合にはエンジンが停止してしまう可能性があります。
これらのセンサーが異常を検知する、もしくはセンサーが故障した時にエンジン警告灯は点灯します。
エンジン警告灯が点灯したらどうしたらよいの？
エンジン警告灯は?色の警告灯であり、緊急を要するアラームではありませんが、何らかの不具合がエンジンに生じていることを示しています。
出来るだけ早く、自動車を安全な場所に停止させ、異音、異臭、または高温になっている部分は無いか、自動車の周りやエンジンルームなどを点検してみましょう。
前記したようにエンジン警告灯が点灯する要因は多種あるため、ご自分で判断することは難しいでしょう、出来るだけ早く自動車整備工場やディーラーに連絡し、指示を仰ぎましょう。
エンジン警告灯が消えた
エンジン警告灯が付いた後は点検のため停車し、しばらく経ってからエンジンをかけ直すと、エンジン警告灯は点灯しない場合があり、点灯と消灯を繰り返す場合もあります。
しかし、エンジン警告灯が付いた要因が自然に治癒することは無いので、一度でもエンジン警告灯の点灯を確認したら必ず自動車整備工場にて点検してもらいましょう。
その時に整備士さんに、点灯に気づいた日時、その時の走行状況を伝え、もし点灯する前に感じた自動車の違和感などがあれば、それも伝えておきます。
まとめ
滅多に点灯することは無く、多くの人はその存在にも気づかないエンジン警告灯。
もし見慣れないエンジンの形をした警告灯が点灯したら、速やかに自動車整備工場やディーラーなどの専門家に連絡し、その指示を仰ぎましょう。
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